ニカのゲーム忘備録

好きゲームの個人的忘備録

ネバラが好きで好きが爆発したので語る

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私がネバラこと「Nebarra - Fully Custom Voiced Altmer Follower」が大好きだと言うのは以前も書いたけど、本当に好きで今その好きで頭も心も爆発しているのでひたすら語るよ。
それだけの記事だよ。爆発してるからいつも以上に支離滅裂だよ。
そして、ネバラのオリジナルクエストに関するネタバレ(&想像)が随所にあるから、ネタバレ見るくらいなら舌嚙み切ってやるってタイプの人は、やめて逃げて生きて。


ご存じない方のために一応説明しておくけども、ネバラはTES5のスカイリムというゲームのフォロワーMODで、プロの声優さんが演じるアルトマー(ハイエルフっていったほうが馴染みがあるかな)の男性です。
TESの世界ではネバラの故郷であるアルドメリ自治領と帝国(スカイリムも一応ここに属する)は、ゲーム本編が始まる少し前まで戦争をしていて、ネバラはアルドメリ自治軍の一人としてその戦争に従軍。
結果として深い傷を心に負っていて(多分戦争そのものだけじゃない。オリジナルクエストがまだ100%完成じゃない(と思う)から、はっきりは分からないけど、大事な人を軍の実験?か何かで失ってる。分かんないけど多分。全然違ったらごめん)、現在はスカイリムで傭兵稼業やりながら故郷に仕送りしたり、ワインに溺れたり、なんだかんだでその日暮らしをしている退役軍人です。

ここまで前置き。
そしてここからは、私のただの妄想。

そもそもね、ネバラがスカイリムに来たのって、故郷(家族が住む場所という意味だけでなく、身も心も若い頃の自分や仲間たちがいた場所という意味でも)にいるのが辛かったのかなって思ってて、個人的にはもうそこからして沼なんだけど、一番私を沼らせたのは、ユーモアある毒舌の裏に見え隠れする根っこの部分の優しさでね。
でも、優しさって一口に説明するの難しいじゃん? 分かりやすくいい子いい子って褒めてくれたり、よしよしって慰めてくれたり、そういうのじゃないから、余計なんて伝えていいか、馬鹿なおばちゃんには分かんなくて。
でもね、それを「隠しきれない人の良さ」という言葉で表現してくださった人がいて、それだあああ!!ってなった。そうなんよ、人が良いんだよ、ネバラは。

エストのネタバレになるけど、ソルスセイムのあのクエで、ネバラ自分の大事なもの以外はどうなってもいいみたいな考えをはっきり表明するじゃん。んでまあ、大体のドヴァキンが反対して敵対すると思うんだけど、あの時ネバラ、ガチで襲ってくるじゃん。デフォでめっちゃ強いくせにハンデ寄越せお前ってなりながら(もしかしたら、プログラム的にハンデつけてあるのかもしれないけど)、必死にこっちも応戦した結果、天井崩れて埋もれて気絶して、確実にドヴァキンお陀仏だったのに、ネバラわざわざ海からドヴァキン見つけて引っ張り上げて、意識戻るまで近くにいてくれるじゃん。意見の食い違いでガチの殺し合いしてた相手なのにさ。そういうとこだぞ、お前ってなるんだよね。
その後、当然また喧嘩になるけど、喧嘩の原因が消え去ってるからネバラも少し熱引いてて、でもやっぱり怒ってて。まあドヴァキンも怒ってるんだけどね。だけど、それでもネバラ、ドヴァキンが死にそうになってたら助けてくれるんだよ。「そりゃフォロワーMODだから」って言われたら、それまでなんだけどさ(笑)

私も割と、自分の大事なものが守れるなら他は潰れてもいいタイプの人間で。自己中なのは分かってるけど、世の中全部は守れないしカバーできないから、もし自分の大事な人たちを他より優先することで守りきる道があるなら、躊躇なくそっちを選ぶよ、私は。そんな人間だから正直言って、あの時のネバラの言い分すごく分かるんだ。ドヴァキンというロールプレイじゃなかったら、「なるほどね、オッケー分かった」って二つ返事してるもん。
だからこそ、あそこでドヴァキン助けるネバラの人の良さに、ぐぐっってきたんだろうねえ。私なら絶対助けないよ。助けられない。邪魔しやがってって腸煮えくり返ってるもん。冷静になる頃には、もうドヴァキンどざえもんになってる。人でなしと呼んでくれて構わない(๑´ڡ`๑)

でね、もう一つのクエのほう。島のやつね。あれ私の環境では本当、水に入ってからバグりやすくて、肝心なところがよく分かってないんだけど、過去に実験的なことで何かあったんだよね、えっとカミラさんだっけ?? 名前忘れたけど、ネバラが持ってるあの手紙に名前出てくる人。あの人がどうかなっちゃったのかな、多分。(全然違うかもだけど。まあ、想像で語っていくよ。どうせ全部妄想だから大丈夫)
二人の関係が恋人なのか、幼馴染なのか、軍隊で一緒になった仲間なのか、そこら辺が分からないんだけど、多分ネバラにとっては大事な人で、ネバラは怒りとか無力感とか後悔とかそういうので、心が圧し潰されかけてるんじゃないのかなって思ってて。

想像が当たってたら、自暴自棄になって病んでも致し方ない状況なのに、ネバラ今、少なくとも自分の足で真っ直ぐ立って笑いながら、周囲に対して嫌味ったらしく意地悪言ったり、飄々とろくでもないこと言ったりしてるんだよ。んで、こっちはにやりとしたり、くすって笑ったりしてるわけだけど、ネバラ自身そうすることで自分をかろうじて保ってて、自分を保つことで間接的にドヴァキンや周りの人の日常を守ってるんじゃないのって考えだしたら、もうぼっかーん。いじらしいが過ぎて、なにこいつってなる。っていうか、なってる。

あのね、これは完全に独論っていうか持論なんだけど、優しい人って自分が本格的に潰れそうなとき、周りを巻き添えにしたくないから、周りに気取らせないように、精神的に距離を取るべく本当の自分を隠す傾向があると思うんだ。それって多分精神心理学的にはあまり良しとは言えない性質なんだろうけど、実際本当にそういう人っているんだよ。周りとしては辛いんだけどさ。巻き添え食らうくらい、全然オッケーなのにね。
で、何が言いたいかと言うと、ネバラって、まさしくそのタイプなんじゃないかと。
分かってる。ハーブ焚き過ぎだよね。でも、ハーブ焚きたくなる良さが凄いあるんだ、ネバラには。

あとね、ネバラはお兄ちゃん気質で、目下の者を気に掛ける傾向があってね。
目下って言うのは地位っていうより年齢的なものね。ネバラは割といい年のおっさんなので(公式でミドルエイジとされているから間違いじゃない)、殆どが目下になるんだけど。ドヴァキンに対してもそう。ネバラがしょっちゅう繰り返す台詞に「自分探しで冒険者に~」ってのがあるけど、あれとかまさに年上目線からの忠告だと思うし。
そんで、お兄ちゃん気質っていうのは、「全部持ったか? お前の忘れ物を~」(ちょっとうろ覚え)とか他の台詞の節々からも感じ取れるんだけど、事実公式でネバラは弟がいるらしいからね。本当にお兄ちゃんなんだよ、ネバラは。いや、おっさんなんだけど(笑)

で、お兄ちゃんにも色々種類がありまして。
世の中(というか二次元だけかもしれないけど。私には兄はいないので分からぬ)、騎士みたいに自分を顧みず守ってくれるお兄ちゃんもいれば、嫌味な意地悪言って揶揄ってくるのがデフォなお兄ちゃんもいるわけで。
ネバラは普段後者で、いざという時には前者になるお兄ちゃんなんだわ。だって実際ネバラ、家族や故郷のために軍に入って戦って、傷ついた今は離れることで自分自身から家族や故郷を守ってる(と勝手に脳内ハーブキめてる。スクゥーマおいしいれす)。

そういう妄想を踏まえた上で個人的に、ネバラがちくちくと嫌味っぽく相手をからかったり喧嘩売ったりするのは、相手を無視できない=可愛いから構いたくなる気持ちの表れなんじゃないかという推察をずっとしていてね。ネバラは多分、本気でどうでもいいと判断した相手のことは、路傍の石状態で見向きもしないんじゃないかなと思うからさ(一応彼も、サマーセット生まれのサマーセット育ちで、アルトマー教育を受けたアルトマーだから)。
そう考えると、ネバラが公式で相互会話があるゼルくんやルシ(スキーヴァーさんは、一回英語音声&英語字幕で一緒にやってみたけど、ディスイズアペンが精一杯の私には無理難題過ぎた)とのやりあい、すっごい微笑ましくてさあ。

ゼルくんは割かし対等?って言っていいのか分からんけど、頭の良さとか経験とかその他色々で、斜め立ちでネバラと嫌味の応酬がそれなりに出来るけど、ルシはさ、性格的なものなのか、正面から素直にぷんすかするじゃん。あれは可愛いから、やっぱりネバラも揶揄ってて可愛いだろうなって思う。
個人的には、そうすることでネバラの淋しさとか孤独とか傷とかが、たとえ一瞬のまやかしでも和らぐならいいなって思うから、小競り合いが始まるとつい、ニヤニヤしちゃうんだよ。ごめんよ、ルシ(笑)
でもルシもなんかんだで負けてないもんね。おばちゃん知ってる。がんば。そしてゼルくんは知り合ったのが運の尽きと思って、もうずっとネバラの良き嫌味友達でいてあげてほしい。そればかりを願ってしまう。

あとねあとね、やっぱり声優さんの演技が素晴らしくてね。勿論台詞や、ネバラのバックグラウンドやキャラを作った作者さんありきなんだけど、「引っ張り合ってふざけあってた。ずっと続くと思ってた」(かなりうろ覚え)とか、「あの島が元に戻っても、連中が彼女を元に戻してくれることはない」(同じくうろ覚え)とかの台詞、初めて聞いた時、ものすごい興味を惹かれたの。え、どうしたん、何があったん、大丈夫?って、心配になって切なくなるくらい声の演技が違うんだよ。
それを知った上で、いつもの「アーリエルが空から金貨を落とさない云云かんぬん」の声とか聞いてると、逆に安心する。ああ、こいつ今元気なんだなって。空元気でも出せるうちはまだ大丈夫だなって。

それからね、これは人にもよると思うけど、ネバラがドヴァキンをお前(正確には「おまえ」)って呼ぶの好きなんだよね~。世の中にはお前呼びアレルギーの人もいるだろうし、私だって現実でいきなり見ず知らずの他人からお前って言われたら「は?」ってなるけど、これゲームだから二次元だから、多少はね?
お前って当たり前にネバラが口にするの聞いてると、ネバラの懐にちょっとだけ入れて貰えたような気になるんだ。
ネバラ、ああ見えて懐ガード堅いっていうか、さっき話した優しい人の傾向とも被るんだけど、内面のここまでは誰でも踏み入って大丈夫だし自分もそこまでは相手に踏み込むけど、ここから先は踏み入るのも踏み込むのも誰もダメっていう線が、なんとなくある気がするからさ。今日昨日会ったばかりとか、そこまで仲良くない相手とかなら分かるけど、ドヴァキンなんか四六時中朝から晩までどこに行くにも大概一緒なのに、そういうの淋しくなるし、気になるじゃん? あ、ならない? 

私としては、罷り間違ったらこれ(一抹の寂しさ)きっかけで、ドヴァキンネバラのこと好き(片恋)になっちゃうんじゃないのって妄想膨らみまくりだし、一個人としてもその線の先、お前の内面の奥が知りたいんじゃああってなるんだよねえ。
まあ、そこは大人しくアプデ待ちですけど。
気分的には、私待つわいつまでも待つわと横揺れしながら歌ってます。届け、この歌声。

それはともかく、この「おまえ」訳は、翻訳者の方が考えてそうしてくださったらしくて、上手く表現できないけど「うぼあああああああ!!!」ってなったよね。だってこれ、「あんた」じゃダメだった。「貴様」でもダメ。「おまえ」一択だった。素晴らしくない? 素晴らしいよ。

それと、ネバラがこれまたよく言う「スキーヴァーのウ○コ」。
私何気にこの台詞好きなのね。ネバラの気さくなとことか、少し子供っぽいとことかが凝縮されてる気がするから、可愛いなってずっと思ってて。
なんとこれも、翻訳者さんが機転を利かせてそう訳してくださったらしいのよ。翻訳センス素晴らし過ぎない? 素晴らし過ぎるのよ。

そう考えると、私がネバラ好きなのって本当、奇跡的な巡り合わせの結果だよね。
作者さんがネバラをネバラとして生み出して、声優さんがそこに魂を入れてくれた。そして、翻訳者さんが魂に息吹をくれた。同じ年代に、偶然私はスカイリムをやっていて、MODを導入できるくらいの知恵はかろうじて持ち合わせていた。どれか一つでも違っていたら、今の好きはないかもしれないわけで、巡り合わせってすごいなって思う。神様サンキューありがとう。

これはもはや自分話だけど(ここまでも充分自分話だったけど)、今のドヴァキンのアリエルは特に、殆どネバラのために作ったみたいなドヴァキンだからね。
ネバラの心の隙間(※妄想)埋めたくて色々考えて、それであの子のキャラクターが出来上がったんだよ。もはやネバラが主人公じゃないのかな。てか、むしろそっちが見たいけどね、私は。ゲームとか映画とか贅沢言わないから、ネバラの漫画とか小説とかさ!(充分贅沢) 
推し好きは推さなきゃ増えない。分かってる。動画作ろう。

てか、やばい、もう二時じゃん。寝なきゃ。まだまだ語りつくせないけど、明日のために寝なきゃだわ。
いずれまたぼっかーんした時にまた書くと思う。うふ。オタクってこわい。